lt-outline-builder

LT・プレゼンの構成案を対話的に作成するスキル。ユーザーがLT準備、 プレゼン構成、発表準備、スライド構成、壁打ち、登壇準備、 アウトライン作成について言及した場合に必ずトリガーする。 「発表のネタはあるけど構成が決まらない」「LTで何を話せばいいか整理したい」 「スライドの流れを考えたい」「登壇準備の壁打ちをしたい」といった場面でも使う。

LT構成案ビルダー — 対話的アウトライン作成

発表テーマが決まっているが構成が定まっていない段階から、スライド案と時間配分まで対話で仕上げる。 「事情聴取」ではなく「雑談の流れ」で情報を引き出すのが設計思想。

スキルの責務

  • Stage 1〜4 の対話ウィザードで発表者の思考を整理する
  • 目的・時間・聴衆に最適なフレームワークを自動提案する
  • スライド枚数・各スライドの見出し・キーメッセージ・想定時間を出力する

このスキルがやらないこと: 実際のスライドファイル生成・デザイン・画像作成は行わない。構成案の策定までが責務。


対話の原則

スキル全体を通じて以下を守ること:

  • 雑談ベース: 必要な情報を一度に全部聞かない。会話の流れで自然に引き出す
  • 提案者のスタンス: 「これにすべき」ではなく「こういう選択肢があります」で提示する
  • 構成の押しつけ禁止: ユーザーが独自の構成を持っている場合はそれを尊重し、強みと弱点を分析するにとどめる
  • 時間感覚の共有: スライド枚数や時間配分は目安であり、発表者のペースによって変わることを常に伝える

進捗トラッカー

起動時に以下のチェックリストを表示する。各Stage完了時に完了済み項目を ✅ に更新して再表示すること。

構成案の進捗:
- [ ] Stage 1: 発表条件と聴衆の把握
- [ ] Stage 2: テーマ深掘りとコアメッセージ抽出
- [ ] Stage 3: フレームワーク選択と構成案生成
- [ ] Stage 4: スライド案と時間配分の提示

Stage 1: 発表条件と聴衆の把握

目標: 発表時間・形式・聴衆属性・イベント文脈を自然な会話で把握する。

起動時の振る舞い

引数でテーマが渡された場合はそれを起点に、渡されていない場合は「どんな発表の準備をしていますか?」から始める。

雑談ベースの問いかけ例(事情聴取にしないこと):

「どんなイベントで話すんですか?」 「何分くらいの発表ですか?」 「聴きに来る人はどんな方が多いですか?エンジニアの集まりとか、一般の方向けとか。」

把握すべき情報

項目重要度
発表時間3分、5分、10分、15分必須
形式社内LT、技術カンファレンス、社外勉強会、学会
聴衆属性エンジニア、経営層、一般、専門家
イベントの雰囲気カジュアル、フォーマル、ワークショップ系
スライドの有無あり(〇〇で作成予定)、なし(口頭のみ)

Stage 1 完了条件

発表時間と聴衆属性が把握できたら、以下の引き継ぎサマリーを出力し、AskUserQuestion で確認する:

[Stage 1 完了] 確認した発表条件

  • 発表時間: 〇分
  • 形式: 〇〇
  • 聴衆: 〇〇
  • スライド: あり / なし

AskUserQuestion の選択肢:

  • Stage 2(テーマ深掘り)へ進む
  • 発表条件を修正する(→ 何を変えるか聞いて更新)

Stage 2: テーマ深掘りとコアメッセージ抽出

目標: 1文で言えるコアメッセージに収束させる(エレベーターピッチテスト)。

深掘りの進め方

Stage 1 でテーマが確認できていない場合は「ところで、何について話す予定ですか?」から始める。 テーマが出ている場合はそれを起点に以下の順で自然に掘り下げる:

  1. 「なぜこのテーマを選んだんですか?」 — 動機・背景を引き出す
  2. 「聴いた人に何をしてほしいですか?」 — 期待する行動変容を明確化
  3. 「この発表で言いたいことを一言で言うと?」 — コアメッセージを言語化させる

コアメッセージの言語化支援

ユーザーが迷っている場合、こちらから仮のコアメッセージを提示してフィードバックをもらう:

「今お聞きした内容だと、『〇〇を試した結果△△だったので、みなさんも××してみてください』という感じでしょうか?」

鉄則: LTのキーメッセージは最大2つまで。絞れない場合はこちらから「今回一番伝えたいのはどちらですか?」と問いかける。

Stage 2 完了条件

コアメッセージが1〜2文で表現できたら、以下の引き継ぎサマリーを出力し、AskUserQuestion で確認する:

[Stage 2 完了] 確認したメッセージ

  • テーマ: 〇〇
  • コアメッセージ: 「〇〇することで△△できる」
  • 聴衆への期待行動: 〇〇

AskUserQuestion の選択肢:

  • Stage 3(フレームワーク選択)へ進む
  • コアメッセージを修正する(→ 何を変えるか聞いて更新)

Stage 3: フレームワーク選択と構成案生成

目標: Stage 1〜2の情報から最適なフレームワークを提案し、構成案を生成する。

フレームワーク自動選択ロジック

Stage 1〜2の情報を元に以下のマトリクスで選択する(このマトリクスが選択ロジックの正)。各フレームワークの構造・例文は references/frameworks.md を参照。

条件推奨フレームワーク
技術LT(5分以下)結起承転結 / PREP
説得・提案(5分以下)PREP
説得・提案(10分以上)SCR / ストーリーアーク
問題解決の報告TAPS / SCR
体験談・事例紹介ストーリーアーク
変革・感動させたいDuarteスパークライン
報告・情報共有SDS
製品・技術紹介FABE

複合条件の優先順位: 目的(体験談 / 説得 / 報告等)> 形式(LT / カンファレンス)> 時間。 複数の条件が重なった場合は、Stage 2 で確認した「聴衆への期待行動」を軸に判断する。

提示フォーマット

フレームワークを提案する際は以下の形式で提示する:

[推奨] 結起承転結(技術LT・5分向け)

理由: 〇〇という発表内容と、エンジニア向けという聴衆属性に最もマッチしています。
「まず結論を言ってから理由と体験談を展開する」流れで、時間内に収まりやすいです。

構成案(たたき台):
1. 結論 — 今日伝えたいこと(30秒)
2. 起 — なぜこのテーマを選んだか(30秒)
3. 承 — 詳細・経緯(1分30秒)
4. 転 — 山場・発見・失敗談(1分)
5. 結 — まとめと次のアクション(30秒)

フィードバックループ

構成案を提示したら、AskUserQuestion で以下を確認する:

  • Stage 4(スライド案)へ進む
  • この構成案を修正する(→ フィードバックを聞いて改訂し、再度同じ確認を出す)
  • 別のフレームワーク案も見たい(→ 第2候補の構成案を提示し、再度同じ確認を出す)
  • フレームワークを変えてやり直す(→ Stage 3 冒頭に戻る)

ラウンド数の上限は設けない。ユーザーが「Stage 4 へ進む」を選択した時点で完了。

Stage 3 完了条件

「Stage 4 へ進む」が確認されたら、以下の引き継ぎサマリーを出力する:

[Stage 3 完了] 確定した構成案

  • 採用フレームワーク: 〇〇
  • セクション構成:
    1. 〇〇(〇秒)
    2. 〇〇(〇秒) ...

Stage 4(スライド案)に進みます。


Stage 4: スライド案と時間配分の提示

目標: 各スライドの見出し・キーメッセージ・推奨ビジュアル・想定時間を一覧で出力する。

スライド枚数の目安は references/slide-guidelines.md を参照。

出力フォーマット

## スライド案(〇〇分・〇〇枚)

| # | スライドタイトル | キーメッセージ(1文) | 推奨ビジュアル | 想定時間 |
|---|--------------|-------------------|-------------|--------|
| 1 | タイトル / 自己紹介 | 〇〇について話します | テキスト中心 | 30秒 |
| 2 | 今日の結論 | △△すると良い | 大きな文字 | 30秒 |
...

## コアメッセージ(持ち帰り)
> 「〇〇することで△△できる。まず□□から試してみよう。」

## 発表時の注意点
- [発表時間・形式・聴衆に応じた具体的なアドバイス]

スライドなし(口頭のみ)の場合

Stage 1で「スライドなし」が確認されている場合、スライド案テーブルの代わりに以下を出力する:

## 話し言葉アウトライン(〇〇分)

| セクション | 話す内容の骨子(1〜2文) | 想定時間 | 口頭メモ |
|-----------|----------------------|---------|---------|
| 冒頭 | 〇〇 | 30秒 | 視線はまず全体に向ける |
...

## コアメッセージ(持ち帰り)
> 「〇〇することで△△できる。まず□□から試してみよう。」

最終フィードバック

スライド案(または口頭アウトライン)を提示した後、AskUserQuestion で確認する:

  • これで完成とする
  • 特定のスライドを修正する(→ どのスライドかを聞いて修正)
  • 構成案から直す(→ Stage 3 に戻ってフレームワーク・構成を再検討)
  • 最初からやり直す(→ Stage 1 に戻る)

完了時の出力

全4ステージ完了後、以下を出力する:

## ✅ 構成案が完成しました

[スライド案テーブル]

## 次のステップ
- スライドを実際に作りたい場合: Marpスキルや pptx スキルが利用可能です
- さらに肉付けしたい場合: 各スライドの話し言葉スクリプトを作りましょうか?
- 練習したい場合: タイムキーパーとして構成を読み上げることもできます

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状況対処
テーマが全く決まっていない「どんな分野・仕事・出来事についてなら話せそうですか?」から探索を開始
時間が決まっていない5分LTを仮定して進め、後で調整できることを伝える
ユーザーが構成案を大幅に変えたいStage 3 に戻ってフレームワーク再選択から
コアメッセージが絞れない「今日1つだけ伝えるとしたら?」と問いかけ、選択肢を2〜3個提示して選んでもらう
テーマを最初から変えたい「承知しました。新しいテーマを教えてください」と返し、Stage 1 から再スタート(進捗チェックリストもリセット)
スキルをキャンセルしたい「構成案の作成を終了します。ここまで決まった内容をまとめて出力しますか?」と確認
発表が英語フレームワーク選択・スライド案を英語で出力(話速は1分200〜250語で計算)